イクメンに抗う

妻が旦那をイクメンにしたと思われるのが嫌。

大人の滲出性中耳炎の体験記 いつ治る!?

滲出性中耳炎が治ってから半年くらい経ちました。
最近アクセスが増えていることもあり、自分の体験談というか後日談をまとめておきたいと思います。

 

前回の記事はこちら
stadiumap.hatenablog.jp

 

発症から約一ヶ月

前回、病院でチューブが必要と言われ、ドキドキしながら病院へ。
自分では治って来てはいるものの、やはり完治とはいえない状況なので仕方ないかなと。

 

長く感じる待ち時間の後、診察室へ。
先生から「その後どうですか?」と聞かれる。
「だいぶ聞こえるようになったので、治ってきたように思います。」とチューブいらんのちゃうというニュアンスを含めて回答。
「今回チューブの予定やったけど、嫌そうやねぇ」と察してもらった模様。

 

先生が耳の中を診た後、聴覚検査に行って来てとなった。
すぐに手術に入ると思っていたので拍子抜けしながら、別室へ。
別の先生の元、聴覚検査を行う。普通にやったが自分では良い結果になってるのか分からない。

 

診察室に戻ると既に先生が結果を見ていた。
「確かに良くなってるねぇ」とのこと。
説明を聞くと、右耳と比べるとまだ数値が弱いが、左耳もいわゆる耳が聞こえるという基準値内に収まっている。
「これで終了にしよか。」

 

「???」
突然のことでビックリ。重症から一転終了!?
先生としては聞こえるようになったのであれば、チューブどころかこれ以上の治療は不要とのことで、通院はおろか薬もいらないとなった。

 

自分としては完治してないと思っていたので、本当に終了で良いの?という気持ちもあったが、チューブしなくて良いという嬉しさがまさり、「ありがとうございました。」と先生に伝える。
先生からは一言。「ただ、またなるかもね。またなったらおいで。」

 

その後

というわけで、約一ヶ月で通院が終わった。
この時点で自分の感覚としてはまだ耳に違和感のようなものを感じていたが、それも徐々になくなって行った。
完治したなと思ったのはさらにそこから1ヶ月後、発症から2ヶ月後のことだった。

 

その後半年ほど経ったが、雨の日や鼻水が出がちの日は何となく耳に違和感を感じることがあり、もしかして再発するかなと思ったりもする。
ただ、今のところは大丈夫。
でも先生の「またなるかもね。」の一言が忘れられず、何に注意したら良いかもわからず、このまま気にしながら日々過ごして行くことになるのだろう。

 

大人の滲出性中耳炎の体験記 重症が判明!?(16日目)

前回の記事はこちら stadiumap.hatenablog.jp

  

3回目の通院(16日目)

前回の通院からまだ2週間経ってないが(薬は2週間分出されていた)、同じ先生にかかるため木曜の出社前に病院へ。

 

また穴を空けるとかされて痛い思いをしたくなかったので、出来れば行きたくなかったが、症状は改善しないし、薬ももらう必要があるし仕方なく行った。

 

娘を保育園に送ってからなので、病院で受付は9時半頃、そっから2時間くらい待たされた。(この病院には予約システムはない。)


診察

現在の症状を伝え、最初に耳の状態を見てもらった。
「だいぶ良くなってはいるけどね~」
とのこと。

 

次に前回と同じ、穴開けて吸ったり、鼻から空気入れたりをした。
穴を空けると言われた時「あの痛いヤツですか?」というと「麻酔したよ、前回痛かったもんね」とのこと。
いや、なんで前回も麻酔してくれなかったの。。
おかげで今回はそんなに痛くなかった。

 

一通り終わって「変わりない?」と聞かれる。
声を出してみると反響するのは変わってないので「そうですね」と回答。
たぶんこの治療で普通は一旦改善するんだと思う。
前回に続き今回も改善しなかったので「CT撮ってきて」となった。


CTで重症が判明!?

別の部屋に移動。仰向けに寝てベッドが移動、パーマ機のような機会の中に頭だけ入れられる。
1~2分で終わり、診察室に戻る。

 

診察室に入ると撮られたレントゲン写真みたいなものを先生が見ていた。
僕を見て一言「重症やねぇ」
え、重症??

 

説明を聞くに、浸出液がたまる場所の上の部分が通常は白いが黒くなっている。
これはここにも液体が入っている証拠で、最初にやった治療では排出できない。
これを治すにはチューブを入れた方が良いとのこと。

 

事前にネットでチューブを入れる治療法があることは知っていたが、まさか自分がすることになるとは。


チューブを入れる治療

チューブは1mmくらいで、半年間くらい入れることになる。
麻酔はするが鼓膜をいっぱい触るので多少痛い。数分で終わる。
など説明してもらう。
またチューブを入れずに様子を見ても良いが、改善の可能性はほぼないとのこと。

 

そう言われて拒否はできず、やることにした。
やるにしても今日は穴を開けてるから無理で、「来週予約しよか」となったが、ちょっとビビってしまい「来週は月末で仕事的に難しいので再来週にしてください」と先延ばしにした。

 

もしかしたら2週間で改善するかもという淡い期待もありつつ。。
とりあえず2週間は薬治療を続けることに。

 

治療費メモ

ちなみに今回の診察と治療の料金(薬代除く)は3割負担で6千円ちょっとした。
明細を見るとCTが高かった。ほんの1~2分のことなんやけどな。

 

妻から一言

 重症だったことを伝えると

そうやったんやね、、ごめんね。雑に扱って。。

【イクメンお薦め】ヘビロテ絵本

ウチでは寝る前に必ず絵本の読み聞かせをしています。
そんなウチでヘビロテになっている絵本を紹介します。

よーいどん! (ピーマン村の絵本たち)

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どこどこどこ―いってきまーす (えさがしえほん)

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あかたろうの1・2・3の3・4・5 (おにのこあかたろうのほん 1)

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ロンドン一人旅の記憶 ロンドンの日曜、そして帰国・・・。

前回の記事はこちら
stadiumap.hatenablog.jp

4月7日(日)・8日(月)   ロンドンの日曜、そして帰国・・・。


朝6時半に目が覚める。
いよいよ今日でロンドンとはおさらばである。
本当にあっという間だった。

TVをつけると、昨日のプレミアのニュースやポケモンをやっていた。
8時過ぎに朝食が来る。
いつも運んでくれてた人とは違う人だった。
なぜかパンがいつもより多く4つ。サービスか・・・。
しかし、正直毎日同じメニューで飽きた。
紅茶をミルクティーにしたりして、いつもと気分を変えてみたりしてみた。
でもTバックやし微妙にせつない。

出発まで時間があるため、今日何をするかを考えつつ、ゆっくりと帰り支度をする。
長旅なのでシャワーを浴びてスッキリし、10時半ごろ部屋を出る。
チェックアウトは意外とすんなり済んだ。
荷物を預けるのはグラウンドフロアーらしく、下に降りて、ボストンバックを出発まで預ける。
そしてリュックを背負い、ホテルを出る。
今日もなかなか寒い。

これまでの旅で感じたことだが、イギリス人は外国人(自分)に対して、女性や年配の方はやさしいが、若い男はめっぽう冷たい。
もちろん人にもよるのだろうが、「英語くらいちゃんと話せよ」というオーラを出してくるのだ。
いつか絶対リベンジしてやると密かに心に誓う・・・。

アールズ・コート

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まずはお馴染みのハマースミス駅からアールズコート駅へ。
オアシスがライブDVD「THERE AND THEN」でギグを行った場所であるアールズコートを探す。
ここでブリットアワードの授賞式も行われたりするらしい。
しかしなかなか見つからず、30分以上歩きまわる。
で、やっと見つけたと思ったら、なぜか目の前にアールズコート駅が・・・。
どうやらアールズコート駅は広いので、ぐるっと回ってちょうど真裏がここに当たるらしい。
無駄に歩いてしまった・・・。
アールズコート自体は何もやってないこともあってか、へぇ~という感じ。
次にロイヤルアルバートホールを探しに行く。

ロイヤルアルバートホール

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ハイドパークコーナー駅へ着き、外に出ると、いきなりすごい壮大なハイドパークの門というか入り口があってビックリした。
ロイヤル・アルバート・ホールそのまま公園沿いを歩き、けっこう歩いてロイヤルアルバートホールを発見。
ロイヤルアルバートホールは映画なんかでもよく出てくるクラシック系コンサートホールだ。
見た印象は、でっかくて格式ある感じがした。
向かい側には不思議な塔があって、観光客がちらほら。

そうこうしていると、中国人の女性に英語で「あなた中国人?」と声をかけられる。
「いや、日本人っすよ」と英語で答えると、さらに「ハイドパークはどこ?」と聞かれた。
地図を見せながら片言の英語で教えたが、うまく伝わったかどうか・・・。
まあ彼女はお礼を言って去って行ったので良しとしよう。

ここで階段に座り、昼食をとることに。
といっても、食べたのは日本から非常食として持ってきたヴィダーインゼリーとカロリーメイト
荷物を減らすためでもあるが、単に金がないだけ。わびしすぎる・・・。

ハイドパーク

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しばし休憩したあと、ハイドパーク内を歩く。
散歩している人やジョギングしている人、サッカーをしている若者たち、座ってのんびりしているカップルや家族と様々である。
ハイド・パークハイドパークはとても広く、中に湖があったりする。
こういう所で過ごすのが、正しいイギリスの日曜日の過ごし方なのだろう。

イギリスでは日曜は食料品店や雑貨店などを除いて、多くの店が休み。
その代わり平日はわりと遅い時間まで店が開いていて、仕事帰りに寄れるようになっているらしい。
公園内を散歩して色々見て回ったあと、イギリス人と同じように芝生に座ってのんびりとする。
ロンドンの真ん中にこんな場所があるなんて、日本はかなわんなーと思った。

2時前に公園を出発し、お土産を買おうと世界的に有名なデパートであるハロッズに向かう。
ハイドパークの近くなので歩いて行く。
ハロッズもまた格式のある外観をしている。
しかし、入ろうと思って入り口に行くと、日曜なので閉まっていた・・・。
仕方ないので自然博物館の辺りまで何かないかと探したが、特になし。
時間がなくなってきたので引き返し、とりあえずナイツブリッジ駅からハマースミス駅に戻った。

最後にハマースミス駅の近くのショッピングモールへ。
色々見たが、買ったのはベッカムの自伝のみ。
お土産は空港の免税店で買うことにして、3時半ごろホテルに戻った。
預けていたボストンバックを受け取り、ロビーで待つと旅行会社の迎えの人が来て、送迎バスに乗る。
他にも一緒に帰る人が数人いる。
ついに日本に帰る。

帰国

20分ほどでヒースロー空港に到着。
カウンターに行って搭乗券をもらい、ボストンバックを預ける。
そして上の階に上がり、持ち物とボディーチェックをすんなり通過。
その後は免税店が広がっているので見て周り、ハロッズがあったので残ってるポンドをギリまで使って紅茶やクッキーをお土産用に購入した。

暇つぶしに他の店を見たあと、タバコを吸おうと吸える場所を探すが見当たらない。
とゆーか、ロンドンの街中でさえ灰皿や喫煙場所を見かけなかった。
タバコを吸いながら歩いている人なんかはよく見かけたが、みんなポイ捨てしてるのだろうか。
自分は携帯灰皿を持って行っていたので、それに捨てていたが・・・。

6時ごろ搭乗ゲートの案内のアナウンスがあり、移動する。
来たとき同様そこそこ歩く。
ボーディングチケットを切ってもらって中に入り、ロビーみたいな所に行くと日本人だらけ。
まだロンドンやのに、すでに日本の様。
しばらくして飛行機に乗り込む。

座席は行きと同じ窓側の席。
席に座り、ベルトを締め、靴を脱ぐ。
二回目の飛行機やのに慣れたものである。
全体的に席はすいていて、自分のところも隣二つが空いている。
帰りはトイレの心配などせずリラックスできそう。
飛行機の出発はやや遅れ、7時半ごろ飛び立つ。
飛び立つ際にかかるGはやっぱり気持ち悪かった。
映画を見たり、機内食を食べたりして過ごし、10時過ぎに眠たくなって寝モードに。
シートを二席使って寝ようとするが、やはり体勢が苦しく、なかなか熟睡できず。
何度か起きながら、4時くらいまで寝る。
その後はCDを聞いたり、映画を見たりして過ごし、機内食の朝食を食べる。
機中の夜は、太陽の進行方向と逆に向かっていたため、すごく短かった。

日本時間で3時40分ごろ関空に到着。
人もそんな多くなくて、すっと入国審査を通過し、荷物をピックアップして無事入国完了。
久しぶりのタバコを吸い、ゆっくりした後、家へと向かう。
帰りの車中、人や街並みを見ると、もちろん日本の良さはあるが、やっぱロンドンの方が良かったな・・・。
イギリスは今、8日の朝のはず。
時差ボケと飛行機疲れで体はダルダル。
とにかく帰ったらグッタリしたい・・・。

ロンドン一人旅の記憶 チェルシーVSエバートンを観戦

前回の記事はこちら
stadiumap.hatenablog.jp

4月6日(土) 念願のプレミアリーグ観戦

朝7時すぎに起きる。
ベッドがブヨブヨのせいで疲れがとりにくい。
途中、何度も目が覚めてしまった。
8時半ごろ朝食を食べて、9時すぎにホテルを出発。
やっぱり朝は寒い。
土曜のせいか、いつもより人が少なく感じる。
プレミアリーグチェルシーの試合は午後なので、午前はカムデンマーケットに行ってみる。

カムデンマーケット

ハマースミス駅に行き、窓口でウィークエンドトラベルカードを買う。
これ一枚で今日と明日使えるらしい。
まずはカムデンタウン駅へ向かう。
ロンドンのアンダーグラウンドは便利だが、駅内が広くてけっこう歩かされることが多い。
これまでの疲労を蓄積した足は早くも痛くなっている。
今日はなるべく歩かないようにしよう。

レイスタースクエア駅でノーザン線に乗り換え、カムデンタウン駅に到着。
カムデン・マーケット駅を出て北上すると、カムデンマーケットが広がっている。
人も多く、店もいっぱい出てて、昨日行ったポートベローマーケットより楽しげな感じ。
とりあえず一通り見て回る。
古着屋が多いがあまり興味がないのでチラ見のみ。
中古CD屋に入り、発見したオアシスのプロモCDs「Wonderwall」5ポンドを買う。
次にニセモノ系のゲームシャツを売ってる露店で、姪への土産としてイングランド代表ユニ上下セットのキッズサイズ15ポンドを買った。

その後またふらつき、露店でチャイニーズフードのからあげとやきそばみたいなんを買い、そこで座って食べる。
味はまあまあ。
とゆーか、もう昼で日も照ってるのにめっぽう寒い。
ここ数日の経験から、今日はいつもより薄着にしたのだが完全な失敗。
風も強く吹いている。場所が北のせいか・・・。

店員の感じをみると、イギリス人は全体的にそっけなく、商売やる気あんのかという感じ。
噂に聞いていた人種差別的な部分もあるのだろうか。
一方、アジア系の人はすごく友好的で、よく話しかけてくる。
チャイニーズフード屋のアジア系のお姉さんは、「サヨナラ~」と言っていた。

再び探索を始め、露店でCDが売っていたのでチェックする。
するとブートが売っていて、オアシスとトラヴィスのブート各10ポンドを買った。
あとイギリス人がよくかけててカッコイイと思ってたグラサン(「the hindu times」のPVでリアムがかけてるような形のヤツ)が欲しくなり、安く売ってるトコでいろいろ試してみるが、フィットするのがなく断念。
この時ばかりは鼻の低い日本人顔を恨んだ。
そろそろイイ時間なのでスタンフォードブリッジに向かうことにする。

スタンフォードブリッジ

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エンバンケント駅でディストリクト線に乗り換える。
この線はややこしくて迷いかけたが、チェルシーのユニを着た人がいたので安心して行くことができた。
フルハムブロードウェイ駅に着くと、ぞくぞくとチェルシーサポがスタジアムに向かっている。

入り口でプログラム3ポンドを買い、スタジアムに隣接しているチェルシーグッズ専門店のメガストアへ行く。
メガストアは二階建てで、一階も二階もすごい人でコミコミ。
若者や親子連れがユニやグッズを買い漁っている。
ホームで試合がある度に、みんなこんなに買うのだろうか・・・。
人を掻き分けながら見て周り、記念にユニ(あえてGKシャツ)41ポンドとマスコットのぬいぐるみ3ポンドを購入。
残りの持ちポンドは30ポンドくらいになってしまった。

2時ごろスタジアムに入ることにする。
軽く荷物チェックを受けたあと、細い通路に一人ずつ入り、チケットの半券を切ってもらう。
試合目のスタンドそしてひたすら階段を上がるとロビーのようなところへ出た。
TVで試合のビデオが流れてて、ドリンクとかも売っていて、多くの人がそこにたむろしている。
席に着こうとスタンドに出ると、係員の女の人がいてチケットを見せると座席に案内してくれた。
席はウエストスタンドの三階でほぼ中央。
席幅はけっこう狭い。

周りを見渡すと、まだ席は2割ほどしか埋まっていない。
もう試合開始30分前やのに。
選手がアップをしにグラウンドに出てくると拍手が巻き起こる。
ピッチは本当に近く、とても見やすい。
陸上用のトラックとかがないため、一階席の人は選手が目の前に現れる感じだろう。
四方のスタンドには屋根が完備されていて、雨が降っても大丈夫だ。
電光ボードも二つある。
スタジアムではナタリー・インブルーリアの曲が流れていて変な感じがする。

ここでさらに大きな拍手が起こる。
チェルシーの選手がアップに出てきたようだ。
さっき出てきたのはエバートンの選手らしい。
なにやら叫んでいる人もいる。
やはりホームチームへの声援はすごい。

しばらくすると選手紹介のアナウンスが始まる。
一番見たかった選手であるゾラは先発するようだ。
ゾラは元イタリア代表のFWで、プレースタイルは現イタリア代表のデルピエロに似ているが、デルピエロと決定的に違うのがそのキック力。
プレミアでのプレーはあまり見たことがなかったが、セリエA時代に強烈なロングシュートを決めているのを何度も見たことがある。
彼がこのプレミアリーグでどういうプレーをするのか非常に楽しみだ。
しかし、風が強く吹きつけて、晴れてるのにホント寒い。

試合前の黙祷気がつくとスタンドはほぼ満員となっていた。
ユニフォーム姿になった両チームの選手たちが出てくる。
開始前に、先日亡くなられたエリザベス女王のために黙祷が奉げられる。

チェルシーVSエバートン

そしてついに試合開始。
選手の体が大きいせいか、角度的なものかは分からないが、ピッチが狭く感じる。
両チームがDFラインを高くしているため非常にコンパクトで、スペースが少なくプレッシャーが早い。
しかし余裕がない状況の中でも慌ててボールを蹴りだすことはなく、正確に細かく繋いでいて、しかもパススピードがかなり速い。
これが本場のサッカーなのだろうか。

チェルシーのパスワークをコントロールしていたのはフランス代表でもあるセンターハーフのプティ。
ダイレクトパスを織り交ぜながら左右にボールを散らしていた。
守備の場面では激しいスライディングタックルで相手のチャンスを早めに潰していた。
また全体的にかなり組織的で、個人のアイディアによるファンタジー的な攻撃は少なく、同じパターンの攻撃が何度も繰り返されていた。

WCCF/02-03/LE/ジャンフランコ・ゾラ
そんな中、この日左サイドハーフに入ったゾラがアクセントをつけていた。
守備の際にDFライン近くまで下がらなくてはならないのは残念だったが、攻撃の際には最前線の選手よりは余裕を持ってボールを持つことができ、ドリブルにパスに確実に変化をつけていた。
試合は序盤からホームのチェルシーが圧倒的に押していて、ハッセルバインクループシュートとFKからのグラウンダーのシュートで早くも二得点を挙げた。
このハッセルバインクという選手は、今回初めてまともに見たのだが、見た目に似合わず非常に巧かった。
前半は2-0のまま終了。

ハーフタイムには観客はみんなロビーに集まり、TVで流れていた競馬の障害走のようなものを見ていた。
試合中もだが、とにかくみんな大きな声でよく叫ぶ。

後半、前半とは打って変わって一進一退の攻防が続く。
アウェーのエバートンはチャンスを何度も作るが、キーパーのファインセーブやミスによって点を決めることはできない。
チェルシーは後半途中に代わって右サイドハーフに入ったオランダ代表ゼンデンが、何度もサイドのスペースをドリブルで駆け上がり、カウンターを仕掛けていた。
そして試合は終了間際、ゾラがゴール前のこぼれ球を確実に押し込んで、3-0でチェルシーが完勝した。

試合中、観客は思い思いに歓声をあげ、ブーイングし、揃って歌を歌っていた。
自分の周りは一般席のようで、大人しい人が多かったが、他の席やゴール裏ではほとんど立ち上がって応援を送っていた。
また良いプレーや惜しいプレーには拍手をするというのが、決まりごとのように行われていた。
みんな本当によくサッカーを知っている。

試合終了と同時にみんな席を立つ。
慌ててスタジアムを出るが、すでに外はコミコミ。
馬に乗った警備の人がいたりした。
帰りの電車もコミコミの中、アールズコート駅で乗り換えハマースミス駅へ戻った。

今日はロンドン最後の夜なので、ちゃんとした物を食べようと思っていたが、持ちポンドがあまり無いので却下。
駅の近くのコンビニのような所で、晩飯にサンドイッチとタコスみたいなのとスプライトを、友達への土産用に安いお菓子をいくつか買った。
しかし今日は本当に寒かった。
これが本当のロンドンなのか・・・。
6時ごろホテルに戻った。
買ってきたサンドイッチらを食べつつ、TVのチャンネルを替えまくるが、プレミアシップのニュースは全然やらない。
今日もまだ早い時間やのに眠くなり、シャワーを浴びて9時半ごろ就寝。

続きはこちら
stadiumap.hatenablog.jp

ロンドン一人旅の記憶 フットボール/ロック/映画 ゆかりの地巡り

前回の記事はこちら
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4月5日(金) フットボール/ロック/映画 ゆかりの地巡り


朝6時半頃に目が覚める。
今日の予定の確認をしたり、朝食を食べたりして過ごす。
朝食は毎日ほぼ同じメニューのもよう。
今日は数多くの場所を回るつもりなので、念入りに場所とルートをチェックし、9時ごろにホテルを出た。

フットボールの聖地、ウェンブリースタジアム

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ハマースミス駅に向かうが、乗る予定のハマースミス&シティ線は別の場所にあって、少し迷ってしまった。
チケットはゾーン4までで、日本語表記もできる券売機で買ってみた。
電車はどうやら20分待ちらしく、待ってる間けっこう寒かった。
まずはどうしても見たかったフットボールの聖地、ウェンブリースタジアムに向かう。

ベーカーストリート駅でメトロポリタン線に乗り換え、ウェンブリーパーク駅に行く。
ロンドンの中心から離れた場所に向かってることもあってか、電車はすいていて、余裕で座れた。
駅に着くと、あのシンボルともいえるツインタワーが見える。

スタジアムへは一本道で、歩いて近づくにつれ、スタジアムが大きくなってきて感動が高まってきた。
ウェンブリースタジアムイングランドのナショナルスタジアムで、日本でいう国立競技場のようなもの。
昨年W杯の予選最終戦ベッカムが終了間際にFKを直接決めた場所でもあるし、またオアシスなどのビックバンドがギグを行うこともある。
現在は老朽化のため取り壊しが決まっており、現在は工事中で、周りは囲われていてそばには寄れない。
しかし、金の問題やなんやで、取り壊しは進んでおらず、ほぼ全体像を見ることができた。
伝統と壮大さを兼ね備えたスタジアムである。

当たり前だが工事中で何のイベントもないので、ほとんど人がいない。
確かに平日の午前に工事中のスタジアムをわざわざ見に来るのは自分くらいだろう・・・。
しばらく感動を味わった後、駅に戻る。
ここで問題発生、いつもチケットを入れていたポケットにチケットがない。
仕方なく再び同じチケットを買う。
しかし、後で違うポケットからチケットを発見・・・(泣)。

ロックの聖地、アビーロード

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次はロックの聖地、アビーロードへ向かう。
セントジョンズ駅に着き、少し迷いながらもアビーロード・スタジオに辿り着いた。
この場所はあまりに有名で、ロンドンの観光名所の一つでもあるので、特に説明は必要ないだろう。
この場所もウェンブリースタジアムと同じく必ず来たかった場所だ。
世界一有名な横断歩道ここでは、他にも観光客がいて写真を撮ったりしていた。
アビーロード・スタジオの壁や看板などいたる所に落書きがしてある。
日本語の落書きもあった。

世界一有名な横断歩道は少し当時とは趣きが変わっている様だった。
またイギリスでは交通は車優先のはずなのに、この横断歩道ではなぜか車が止まってくれた。
まあたまたまだとは思うが、うれしかった。

駅に戻り、隣接している小さなカフェみたいなトコで、ビートルズグッズ数点とサンドウィッチとコーヒーを買った。
店員のきれいなお姉さんが何やら話しかけてくれたが、よく分からなかった・・・無念。
店の外に座る場所があったのでそこで飲み食いする。
そのカフェのウィンドウを見ると、内容は忘れたが、日本語で何やら書いてあった。
ここは本当に日本人の観光客が多いのだろう。
昨日の「両替」もだが、イギリスで日本語を見ると不思議な感じがする。
天気が良く暖かかったので、しばしそこで休憩し、次の目的地に向かった。

ベーカーストリート駅で乗り換えなのだが、けっこう迷う。
ホームで路線図を見ていると、おじいさんが近づいてきて何やら言っている。
たぶん「どこに行きたいんや?」ってなことだと思って、「ノッティングヒルに行きたいんやけど」と答えると、電光掲示板を見て「これの次の電車」と教えてくれた。
ホンマいい人や。英国紳士を見た気がした。

ノッティングヒルの恋人

ノッティングヒルの恋人 (字幕版)

おじいさんに言われた電車に乗り、無事ノッティングヒルゲート駅に到着。
このノッティングヒルという場所は、僕の好きな映画「ノッティングヒルの恋人」で使われていた場所である。
駅を出ると、そこそこ人通りがある。

まずはポートベローマーケットといういわゆるフリマに行く。
通り沿いに店が並んでいる。
ここではアンティークや古着の他に、果物やガラクタにしか見えないモノも売っている。

一通り見て回るが、特に欲しいものもなく、「ノッティングヒルの恋人」に出てきた場所を探すがよく分からない。
映画を見たのがだいぶ前だったこともあって、どこがどことか分からなかった。
ただ雰囲気はこんな感じやったけどという感じ・・・。
マーケットから外れた場所を見て回ると映画で出てきてたような家や建物、公園とかがあったが合ってるかは不明。
ちゃんと調べてくれば良かったと少し後悔した。
歩きすぎてまた足が痛くなりだしたので、ここはこれでOKということにして駅に戻った。

ヴェニュー・アストリア、べリックストリート

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あまりにも足が痛かったので、ホテルに戻ろうかとも思ったが、頑張ってトッテナムコートロード駅へ。
まずはヴェニュー・アストリアを見つける。
そんなに大きな建物ではない。
ここは、レディオヘッドの公式ライブビデオで使われた場所でもあり、その他多くのバンドがここでギグを行っている。
以前NHKでやっていたのだが、チェッカーズも昔ここでやった事があるらしい・・・。
今日はダヴズのギグがある。
チケットが手に入れば見ようかなと思っていたが、ダフ屋らしき人もおらず、そんな元気もないので見ないことにした。

歩いているとヴァージンストアがあったので入ってみた。
欲しいものは別になかったが、オアシスの新曲が流れていたので嬉しくてしばらく聴いていた。

次にそのオアシスの2ndアルバムのジャケットの場所でもあるべリックストリートへ。
ジャケット写真を撮ったと思われる場所に立つが、人が多く、あまり実感は湧かなかった。
やっぱアビーロードの横断歩道を見た後ではこんなもんか・・・。

近くに中古レコ屋があったので入るが、めぼしい物はなかった。
レコ屋を出て、この辺りをうろうろし、土産屋を覘いたりするが、まだいいかと考え何も買わない。
足の痛みと疲れが限界に来ていたのでホテルに帰ることにした。

トッテナムコートロード駅からホルボーンに行き、ピカデリー線に乗り換えてハマースミス駅へ。
ここで驚いたことは、電車に犬が乗れるということ。
もちろん飼い主がいて首輪をつけているが、普通に乗って来てビビった・・・。

ハマースミス駅の近くにマクドがあったので、晩飯がてら入る。
チーズバーガーセットみたいなのを頼み、店内で食べた。
大きさは日本のと変わらず、バーガーは日本のよりおいしかった。

その後、ホテルに戻ったのは夕方6時くらい。
足が痛いので、靴と靴下を脱ぐと、右足のマメはつぶれていた。
左は水がたまって大きくなっていたので、痛いけどつぶしたった。

とにかく今日は疲れたのでベッドでグッタリする。
そして旅を振り返る。
意外と地図一枚で行けるもんや。

TVでUEFA杯のインテルフェイエノールトの再放送がやってて寝転がりながら見る。
小野が出てて、ジョージアのCMの浜ちゃんのような気分になった。
そうこうしていると、急に眠たくなって目が充血している。
時差のせいか、疲れのせいか・・・。
シャワーを浴び、9時すぎに就寝。

明日はいよいよ今回の旅のメインイベントであるプレミアシップ

続きはこちら
stadiumap.hatenablog.jp

ロンドン一人旅の記憶 チェルシーのホームスタジアム、スタンフォード・ブリッジでチケット購入

前回の記事はこちら
stadiumap.hatenablog.jp

4日(木) ロンドンの観光地巡り


朝7時半頃に起きる。
今日のプランを考えたり、地下鉄の乗り方とかチェックしてるうちに朝食が運ばれてくる。
朝食はコンチネンタル方式というやつで、毎朝部屋に運ばれてくるみたい。
パン3つと紅茶、オレンジジュースにヨーグルト、まあまあやな。
朝食を食って、とりあえずチップを部屋に置き、必要なものを持って9時過ぎにホテルを出発。

最寄のアンダーグラウンド(地下鉄)の駅であるハマースミス駅へ。
地下鉄やのに地下じゃなくて少し迷ってしまった。
窓口でワンデートラベルカードを購入。
これで今日一日は乗り放題である。

チェルシーのホームスタジアム、スタンフォードブリッジ

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で、まずは週末に行われるプレミアリーグのチケットを買いに行く。
最初、どの電車に乗るのか分からなかったが、よく表示を確認すると分かった。
アールズコート駅で乗り換え、フルハムブロードウェイ駅へ。
そこから歩いてチェルシーのホームスタジアムであるスタンフォードブリッジに向かう。

チェルシーのホームスタジアム、スタンフォードブリッジはわりとすぐに見つかった。
なんつーか近代的な造りで、フットボールのスタジアムとは思えない。
チケットオフィスを見つけ、チケットがあるかを聞く。
すると、やはり聞き取り不能でよく分からんかったが、チケットはあって50ポンド(9500円くらい)払えということらしい。
50ポンドとゆーのは思ってたより高かったが、チケットがあること自体嬉しくて即購入。
もしここで買えなかったら、ダフ屋に頼るか金券屋みたいなとこでもっと高い金で買うかしないといけないと思っていたので、ひとまず安心。
幸先の良い旅のスタートである。
また、イギリス英語っつーのはホント聞き取れへんし、話せへんけど、それでも何とかいけるもんやと自信を深めた。

ロンドンの観光地

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次にロンドンの観光地を見て回るために駅に戻り、まずはタワーヒル駅へと向かった。
電車は一本で行くかと思いきや、途中なぜか逆戻りし、乗り換えるハメになったが、なんとかタワーヒル駅にタワー・ブリッジ到着。
外に出ると、すぐ目の前にロンドン塔が見えた。
観光客もけっこう多い。
歩いてタワーブリッジ、ロンドン塔を見て回る。
なんかやっぱすげえなと思う。

次にタワーヒル駅からマンションハウス駅へ移動し、セントポール大聖堂を見た後、自分の持ってた地図には載ってなかったあたらしめの橋を渡り、シェイクスピアのグローブ座へ。
外観を見るだけのつもりだったが、囲われててあまりよく見えず。
金を払えば色々見れるみたいやけど、そこまでシェイクスピアに思い入れは無いので断念。

ここでしばしテムズ河岸に座って休憩。
持ってきていたスニッカーズを食って、露店で買ったコーラを飲んだ。
これが一応昼メシ、とゆーかなぜか全然腹が減らないので無理して食った。

マンションハウス駅に戻る途中、白人の女の子(10才くらい?)のグループに声をかけられる。
というより面白がってちょっかいを出された感じ。
観光客っぽくて言葉も英語じゃなかったのでイギリス人ではない。
よう分からんので複雑な笑顔を返しておいた。
ここは外国で自分はここでは外国人であることを再認識した・・・。

次はウエストミンスター駅へ。
駅に着き、ロンドンアイ、ビッグベン、ウエストミンスター寺院を見て回る。
ビッグ・ベンビッグベンはさすがに感動した!
この辺りも観光客が多く、日本人っぽい人もけっこう見かけた。
自分のように一人で回っている日本人を見ると、無性に話しかけたくなった。
逆にグループで行動している日本人を見ると、なぜか嫌な気分になった・・・。

そのまま歩いてバッキンガム宮殿へ。
ここら辺から歩きすぎで足が痛くなりだす。
そういえば、日本ではこんなに歩くことってないかも。
足の痛さを我慢しつつ、トラファルガー広場、ナショナルギャラリーと見て回る。

ところでロンドンはなかなか暑い。
朝はけっこう寒かったが、日中は日が照って暑かった。
イギリス人たちも4月やのにノースリーブやTシャツの人が多い。
イギリスが日本より寒いというのは嘘やったんか・・・。

次に、そのまま歩いてピカデリーサーカス、リージェントストリートへ。
この辺はホンマに人だらけ。
東京の渋谷とか原宿みたいな感じやった。
HMVがあったので、入って色々と物色する。
一時間ほど見まくって、ヴァーヴのシングルとアッシュのヨーロッパ限定のアルバム、それとストロークスのTシャツを買った。
どれも日本で買うことはできるやろうけど、ちょっと探さな買えへんものやろう。
他にも欲しい物はいっぱいあったが我慢しておいた。

で、またリージェントストリートを歩いていると、日本語が見え、行くとジャパントラベルセンターとかいう所で、日本の雑誌や弁当が売られていた。
店員もみんな日本人で、もちろん客も日本人で、ここだけ日本のような不思議な感じやった。
ここで、あかんかなとも思ったがチキンカツ弁当を購入。
店を出て、さらにリージェントストリートを進む。

途中、けっこう持ちポンドが減ったので円を両替をした。
手数料が入って1ポンド198円くらいやった。
昼に買ったコーラが1ポンドやったし、かなりヘビー。
イギリスの物価が高いのか円が安いのか・・・・。
また、日本人観光客が多いせいか、「両替」と漢字で書かれてる両替屋が目に付いた。
ロンドンの町並みにかなりマッチしてなかった。

その後裏道に入ったりしてそこらをフラフラし、そろそろ帰ろうとピカデリーサーカス駅に向かったが、自分の居場所を勘違いしてて迷ってしまい、遠回りしたため足の痛さは限界になっていた。
ピカデリーサーカス駅からは乗り換えなしでハマースミス駅に。
ホテルに帰ったのは18時ごろになった。

とにかく疲れたし、靴を脱いでベッドでグッタリする。
足は予想通りマメが出来ていた。
TVでサッカー特集みたいなのをやってたので、寝転がって見る。
そして買ったチキンカツ弁当を食うが、なぜかあまり食欲もなく、弁当自体おいしくもなくて食べきらんかった。

で、また寝転がってTVのチャンネルを変えながら見ていると、クイズミリオネアのイギリス版がやってて笑けた。
また、MTVでオアシスの発売直前のシングル「the hindu times」のPVが流れててプチ感動した。
21時ごろ時差のせいか疲れのせいか、メチャクチャ眠たくなったので、シャワーを浴びて寝た。

ロンドンこだわり滞在計画 (地球の歩き方 旅マニュアル)

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